光回線の工事体験談

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マニアックなテレビの配線の工事

光テレビの工事の時に見た、マニアックというか意味不明なテレビ配線の家を工事した時の体験談です。


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光テレビの手直しの連絡がありました

以前に別の工事員が光テレビの工事をしたお客様から、テレビの映りが悪いという手直しの工事依頼があったため、たまたま、手が空いていた私が、対応することになりました。

光テレビの工事は、1時間〜2時間程度で工事完了できるのですが、大きな家やテレビの配線が多岐に渡っている家の場合は、2時間くらいではすべて見切れないので、ごくまれに、今回のような手直し工事をする場合があります。

早速、お客様にご迷惑をおかけしたお詫びと早急に対応しますと連絡をしとところ、お客様は快く、受け入れてくれましたので、すぐにお客様宅に出向きました。

お客様宅に到着し、問題のテレビの映りの悪い部屋に案内していただきました。

訪問前は、テレビの配線の接触が悪いか、光信号の出が安定していないことが原因であろうと予測していましたが、今回は全く違いました。

思わず、「えっ!」と絶句してしまいました。

ものすごい数の分配器

問題のテレビがある部屋を見て、私は驚きました。

テレビボードの上には、テレビと光テレビのセットトップボックスとブルーレイデッキが設置され、テレビボードの横にある棚には、ビデオデッキやブルーレイデッキが2台程重ねて設置されていました。

おそるおそるテレビの後ろ側を確認すると、ごちゃごちゃに絡まりまくったテレビの配線の山と、配線の隙間からいくつもの分配器が出るわでるわ。

お客様:「どうですか?原因は分かりますか?」

私:「......原因は分かりましたが、どうしましょう。」

ものすごい数の分配器

カベの大元のテレビ端子から、4分配器があり、そこからさらに4分配器行きと3分配器に分配され、末端の3分配器から分波器を取り付け、セットトップボックスを配線してありました。

家全体で、テレビの配線が7つや8つある家は普通にありますが、1箇所のテレビの所に7箇所も分配しているのは、はじめて見ました。

お客様に、分配で分けすぎているため、テレビの信号レベルが低下し、ブロックノイズが発生しているため、分配数を減らすことを提案しましたが、すべての機器を活かしたいとのこと。

熟考した末、分配数はそのままで配線順を変更することにしました。

ものすごい数の分配器

新しく分配器を交換して費用はかけたくないとのことで、今ある分配器を流用して配線することにしました。最初に3分配器を取り付け、そこからセットトップボックスへの配線をすることで、信号のロスを3分配器の分だけにしました。

通常、配線の最初には分配数の小さい分配器を取り付けるのが基本です。本当は2分配器から4分配、4分配にできればベストだったのですが、お金をかけない方法で、なんとか規定値ギリギリのテレビの信号レベルの確保に成功しました。

このお客様以外の工事でも2個も3個もテレビ配線に2分配器を使っている配線を見かけることはよくあるのですが、1箇所のテレビやブルーレイデッキの配線は分配器で分けるのではなく、ブルーレイデッキの入力端子と出力端子を使うのが基本です。

それにしても、最初の工事の時によくテレビが映っていたなぁと、お客様宅を離れてからつぶやいてしまいました。


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