光回線の工事体験談

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ゴミ屋敷の工事

よくテレビでゴミ屋敷の特番なんかを見かけますが、光回線の工事でも何度か遭遇しました。片付けが出来ていないお宅はたくさんありますが、ゴミ屋敷はレベルが違います。


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足の踏み場がなく、立ったまま機器設置

インターネットのみの工事で、二人で工事にお伺いし、私は電柱側の作業をし、建物のエアコン穴を利用して室内に入線しました。

機器の取り付けを手伝うため、室内に入ってビックリ!玄関も本だらけで汚かったのですが、室内は書類の山!とにかく雑誌の各ページをバラバラにした感じで、部屋や廊下一面に紙!紙!紙!

紙の山は高さ50cm程度まで重なり合い、私の行く手を遮りました。お客様のものなので、無造作に踏むわけにもいかず、四苦八苦で2階の機器設置場所に到着すると、窓辺側で、四苦八苦する相方の工事員が泣きそうな顔で私を見てきました。

アレルギー体質な相方のため、鼻がむずむずしてたまらないのでしょう。バトンタッチをするように、私と入れ替わりで、そそくさと外へ逃げて行きました。

残された私は、しゃがむことも出来ず、機器設置中や書類の受け渡し、すべて立ったまま行いました。

お客様は、かろうじて紙の山の間に敷いてある万年床の上に座り対応していました。

......一体どうして、こんな書類の山になったのか不思議なお宅でした。

工具を投げ合って工事

玄関を入ると、そこはゴミの国だった....。

紙の山のお宅も強烈でしたが、こちらのお客様のお宅はゴミ袋の山でした。何が入っているか分からないゴミ袋が、玄関からスタートし、リビングのドアもゴミ袋で閉まらず、リビングに入るとゴミ袋が2段、3段重ねで視界の悪いこと。大げさにいえばゴミ袋の迷路のようなリビングでした。

とにかく早く工事を終わらせるために、移動をあきらめ、定位置を決めたら、もう一人の作業員とバケツリレーならず、工具リレーで道具を運び、無理やりカベに穴あけをさせてもらい、光ファイバーケーブルを入線しました。

ゴミ袋のせいで、室内も配線のしようがなく、コンセントの位置まで光ファイバーケーブルを引っ張ってきて、機器を設置し完了させました。

たまに、あまりに雑な工事をしたなぁと思いだすことがあるのですが、きっとゴミ袋は片付けることはないので、光回線の機器もゴミ袋の山に埋もれて、工事が雑かどうかも判別できないのだろうと思っています。

外より汚い家の中

私の工事経験の中で、最強に汚い家のお話です。

訪問してお客様の第一声が、

「室内は土足で入って下さい。」

玄関には、動物の糞尿がばらまかれ、ホコリの層が1cmほど積もった状態。室内もこれまた強烈で、ホコリが舞い、PM2.5顔負けの視界の悪さ。

良く見ると、部屋の奥にあるベットの上には、犬と人間?が寝転がっている。

機器の取り替えの工事にお伺いしたのだが、取り替えた機器に息を吹きかけると、モワッとホコリが激しく舞う。

臭いも強烈で、動物の糞尿とホコリで空気が汚すぎる。何度も吐き気をもよおしながら作業を終え、外に出ると、都市部にもかかわらず、外の空気の方がはるかにおいしい。

「人間の住む所ではないな。」

ホコリで真っ黒になった白い靴下をはきかえながら、そう思った工事でした。


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