HOME→一戸建てに光回線を引き込みできるか?
一戸建てに光回線を引き込みできるかをチェックできる方法を掲載しています。ポイントは電柱からの引き込みルートと、室内への入線方法です。
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屋外で光回線を引き込みできるかチェックするポイント
近くに電柱がある?
空中を配線する時に、他人の敷地の上空を通過しないか?
電柱と家の距離は30m以内か?
木や建物に光ファイバーケーブルが当たらないか?
光ファイバーケーブルの地上高は?
一番初めにチェックするのは、近くに電柱があるかどうかです。電柱には、電力会社が建てた15m程の大きな電柱と、NTTの6m程の小さな電柱があります。NTTの電柱は、ほとんどの家に電話を引きこんでいることから、近くにあることが多いです。逆に電力系の大きな電柱は、住宅密集地や田舎では、かなり遠くにあるかもしれません。
NTTフレッツ光なら、NTT系列なので、NTT柱があれば引き込める可能性が高いですが、電力会社が提供している光回線の場合は、NTTの電柱に光ファイバーケーブルを留めることが出来ないこともあるため、引き込みができない可能性もあります。
また、電柱からの光ファイバーケーブルは、基本的に空中をとばして配線する[架空配線]となります。あまりに長い距離は台風などで、切断のおそれ等、トラブルになるため引き込みができない場合があります。特に30m以上架空配線となる場合は、光回線の提供を断られることもあります。
架空配線は、建物に向かって直線で配線するため、直線上に別の建物や木々があると配線ができないこともあります。また、アナログの電話回線や、電気ケーブルは、ライフラインとして絶対に必要なものと位置づけされていますが、光回線はライフラインでないため、他人の敷地に勝手に留めたり、上空を光ファイバーケーブルが通過する場合は、他人の許可が必要とする光回線業者もあります。
地上高も大切なチェックポイントです。道路上における光ファイバーケーブルの地面からの高さは、4.5m以上必要です。幹線道路では、5m以上必要で、歩道上でも2.5m以上の確保が必要です。
高さが取れないと、大きなトラックに引っかけられたり、クレーンで引っかけたりとトラブルになるため、光回線が提供できません。特に、架空配線が長くなるとケーブルの重みで、電柱から建物までの間の中心部分の架空配線がしなり、一番低くなるため注意が必要です。
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建物側で光回線を引き込みできるかチェックするポイント
支持金具の付ける位置は?
光ファイバーケーブルの入線は?
美観を損なわないか?
建物に、光ファイバーケーブルを留める時は、支持金具をコースレッド(ビス)で打ち、カベ等に固定します。この時、支持金具は地上高を確保するため、2階部分の屋外等、高さが確保できる所に支持します。
地上高がとれる場合は、1階部分に金具を取り付けることもあります。平屋では、電柱が遠くにあると、地上高確保ができないので、光回線の提供を断るケースがあります。
支持金具に引き留めした光ファイバーケーブルは、建物の中に入線し、回線終端装置(ONU)を設置しなければなりません。入線方法は様々で、一番多い方法が、配管入線です。
入線方法については、他にもカベを穴あけ、エアコンの穴、床下換気口等、太さ5mm程度の細い光ファイバ−ケーブルは、少しの隙間からでも入線ができます。
入線はいかようにも可能ですが、美観の問題があるため、新築の家のカベを穴あけすることはまずありません。また、光ファイバ−ケーブルは黒い色のため、建物の外壁を配線する場合、カベが白色だと目立つので、軒下ギリギリを配線したり、雨どいパイプ沿いに配線したり、見栄え良く配線する工夫をしますので、あらかじめ、配線ルートをイメージしておけば、工事後にトラブルになることは少ないと思います。
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