高所作業車と長尺梯子の使い分け

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光回線の工事で使う高所作業車と長尺梯子を使い分ける状況とは

光回線を引き込む時に使う、高所作業車と長尺梯子の使い分けについて解説しています。高所作業車があれば便利ですが、なんでもかんでも高所作業車で作業できるわけではありません。


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高所作業車とは

高所作業車とは、人が乗れるバスケット(カゴ)が付いているトラックタイプの作業車のことで、バスケットを伸ばし電柱作業や木々の伐採等に使われます。

バスケットを伸ばす時は、必ず4本の支えとなるアームを張り出して、高所作業車が転倒しないようにします。高所作業車の重みは4t程度あるので、そう簡単に転倒することはありません。

バスケットの伸びる長さにより、用途が異なり、光回線に使われている通信工事用の高所作業車は、10m程度しか伸びません。電気の外線工事等は、電柱の高圧部を触りに行くため、14mほど伸ばすことができます。

光回線の工事において、利点も多い高所作業車ですが、当然不利な面もあります。車格が大きいため、狭い道路には進入できない。大屋根の作業時は、バスケットから降りないと作業できない等、場所や作業内容によっては、梯子作業の方が安全に素早く工事ができる現場もあります。

長尺梯子とは

長尺梯子とは、2段階や3段階に伸ばすことができる梯子のことで、光回線の通信工事に使われる長尺梯子には、電線に引っかけて昇れるように、梯子の先にフックが取り付けてあります。 普通の電気工事で使う梯子よりも遥かに重く、20kg以上の重さの長尺梯子もあります。

3段階に伸びる梯子なら、8mまで伸ばすことができるため、ほとんどの通信用の電線なら、長尺梯子だけで作業ができます。

欠点は取り扱いに慣れないと、危険作業になることと、あまりに高い所は梯子が届かないため作業が出来ないことです。


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